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自動車の運転について
運転者は、免許を持っている者に限る。人手が不足すると、つい運転できない者にまかせたり、免許を持っていない者に練習を兼ねて運転させることがあるが、これは避けなければならない。
また、運転免許はあるが、グライダーの練習経験の浅い人は、曳航車に数回同乗して、どんなことに注意するかを知らせておくことがたいせつである。
運搬経験のあるものでも、格納庫付近や、たくさんのグライダーが繋留してある付近では、自動車で運ばないで。人手で移動したほうがよい。
滑空場内を走るときは、水たまりとか、草のない地面が露出しているような地盤を避け、草の上を走ることが、もっとも望ましい。しかし、曳航中などは、あまりフラフラ左右に方向を変えられると、翼端保持者がたいへんである。しかも、翼端保持者が、水たまりや草深いところを歩かないようにすることも、気を使わなければならない。
滑走路上、または滑走路近くを曳航しているようなときは、飛行している機体、特に着陸コース上にある機体、出発点上にある機体等について注意し、ピストからの信号に気をつけなければならない。
滑空場
滑空場には、いろいろの形状のものがある。実際に練習している範囲は長さ1,000〜500m、幅300〜30mぐらいのようである。形状は、岡崎または明大(宝珠花)のように曲がった

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せまい滑空場

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ウインチ索の落下場所に注意

 

 

 

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